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write by : 2013年03月14日 23:40
認定看護師という言葉を聞いたことがありますか?
看護師って全員、看護師国家試験に合格しているんだから、
国が「認定」してるんじゃないの?という疑問をもつ人もいるかもしれません。
実は、認定看護師の「認定」は、看護師国家試験に、
合格しているという意味ではなく、さらに専門性が高い資格によって、
「認定」された看護師のことを指します。
つまり認定審査に合格し、認定看護師に登録されれば、
特定の分野(たとえば「救急看護」や「糖尿病看護」)で、
一般の看護師よりも熟練した技術・知識を持っていると認められるのです。
具体的には、患者さんへの看護行為はもちろん、
自分の専門分野において一般の看護師を指導したり、
一般看護師さんの相談にのったりします。
普通の企業では、年功者が後輩に指導するのが普通ですが、
医療においては、より新しい知識を持った人
(要するに専門分野勉強を続けている人)のほうが重要視されがちです。
医療技術や薬剤の進歩は日々ものすごいスピードで進んでいますから、
古い技術の経験がどんなに豊富でも、実際の医療現場ですでにその技術が、
「時代遅れ」では意味がありませんよね。
では「さらに専門性がの高い資格」とは一体どんな資格なのでしょう?
取得するのは難しいのでしょうか?
まず、認定看護師の認定審査を受けるためには2つの条件があります。
一つは、保健師、助産師、看護師のいずれかの資格を所有していること。
そして二つ目は、5年以上の実務経験のうち、
3年以上認定看護分野で実務を経験していることです。
たとえば、「脳卒中リハビリテーション看護」分野の認定看護師になりたければ、
少なくとも3年以上は脳卒中を診る神経内科や、脳神経外科、
リハビリテーション施設などで経験を積んでいる必要があるのです。
上記の2つの条件を満たしたうえで、
今度は認定看護師教育課程を修了する必要があります。
日本各地に20ヵ所以上ある、専門の研修所で6ヵ月・615時間のコースを、
修了するとようやく認定審査を受験する資格が与えられます。
あとは筆記試験で行われる認定試験に合格すれば、
晴れて「○○看護認定看護師」となります。
なお、研修を受けるには授業料が必要ですが、
専門分野によっては様々な奨学金が用意されています。
国や自治体が奨学金を設定している場合もあれば、
勤務先の病院が認定看護師の研修を支援していることもあります。
奨学金を出しても、あるいは、研修で6ヵ月間、休職期間があっても、
病院側としては、より専門性の高い「認定看護師」を雇いたいというのが本音。
また、認定看護師と一般看護師では、その後のお給料や待遇にも差が出ますので、
認定看護師に興味のある人は、一度調べてみるとよいでしょう。
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