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write by : 2009年08月04日 22:05
自治医科大学附属さいたま医療センター
栗原洋子 先生
【目的】
減塩の実践困難な食塩過剰摂取症例に対し、味覚検査を実施、
味覚認知能力と減塩指導方法について検討した。
【対象】
対象は外来腎不全保存期患者で、
24時間蓄尿検査にて食塩10g以上16例(非糖尿病2例)、
男10例、女6例、平均年齢64.9±7.5歳。
尿素窒素49±20mg/dl、クレアチニン2.85±1.41mg/dl。
【方法】
24時間蓄尿検査より食塩摂取量を算出し、
ろ紙ディスク法による味覚定性定量検査を実施、
味覚異常患者に対する指導方法を分析した。
【結果】
1)味覚認知不能群(A群)7例、軽度認知可能群(B群)9例。
2)食塩摂取状況:検査前は、A群19.2g、B群14.8g(NS)。
A群は検査前平均19.2g後13.9g。(NS)B群は14.8g、後9.7g(P<0.001)。
3)食塩8g未満達成群は、A群4例、B群8例であり、
減塩達成要因は食塩調整食品の活用と家族(味覚正常者)の協力であった。
【まとめ】
減塩困難な患者に対する味覚検査は、患者が味覚認知度を理解することで
効果的に減塩に取り組めた。
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