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write by : 2009年08月04日 21:58
田園腎クリニック
植松信江 先生
【目的】
「果物を多く食べたのに血清K値が高くならなかった。汗をかいたからかな?」という患者のコメントをきっかけに食事の聞き取りを実施すると、驚くほどKの摂取量が多かった。Kを排泄する経路としての汗と食事の関係を検討した。
【方法】
夏(6〜8月)と冬(12〜2月)の血清K値(各12回)、体重増加率、
水分摂取量、汗のかき方、食事内容等について聞き取り比較検討した。
看護師と共同で汗のK濃度を測定した。
【結果】
血清K値は6割以上の患者(A)が冬と比較して夏の方が低かった。
(A)の9割以上の患者
(B)が夏の体重増加率が低く、
(B)の7割以上が夏場に水分を多く摂取し、汗をかいていた。
食事の分量等は夏冬で変化なしと答えた患者は全体の7割以上に及んだ。
人によっては200mmol/日のKを汗として排泄している。
【考察】
汗は透析患者にとって重要なKの排泄経路と思われる。
発汗を伴う運動指導等も考慮した栄養指導の検討も必要になる。
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