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write by : 2009年08月04日 22:00
健和会病院
畑山洋子 先生
【目的】
神経性無食欲症(以下AN)の患者が透析導入に至り、
胃瘻からの成分栄養注入を選択し、在宅療養を可能にした。
【経過】
43歳女性、ANで精神科入院歴あり。
200X-1年11月緊急透析導入。
入院時体重26kg、BMI11、ADL自立、
当初高カロリー輸液(IVH)を拒否したので、
透析中の補液と連日の栄養指導下で経口摂取を勧めた。
下痢、腹痛等の消化器症状があり、200X年1月感染症に罹患しIVHを開始。
成分栄養では消化器症状が軽度だったので、200X年8月に胃瘻造設を行い、
成分栄養注入に切り替えた。
内シャント使用可能となり、200X年10月通院透析となる。
【栄養士の取り組み】
菓子類しか食べない極端な偏食に対する基礎的な栄養指導、
嗜好調査、連日の摂食状況の確認、カロリー計算に加え、
週1回の患者を交えた多職種の面談に参加して、治療方針の決定に参加した。
栄養改善の重要性は理解しつつも、体重は増やしたがらない患者の矛盾した行動にたいして、対応に苦慮した。
【まとめ】
栄養の重要性と、成分栄養の有効性を確認できたことが患者の行動変容につながった。
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