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write by : 2009年08月24日 16:56
鷹揚郷腎研究所弘前病院
小笠原香奈子 先生
【はじめに】
患者の中には腹膜機能低下、感染などの理由からHDへ移行を余儀なくされる事が多い。
その中で、HDへの移行までに時間を要した事例を経験した。
患者は移行の時期を迎えた時どのように受け止め、
危機的状況にありながら何故受容までに時間を要したかを患者との関わりの中から振り返った。
【研究方法】
看護記録や患者との面談から振り返る。
倫理的配慮として症例報告の主旨、個人が特定されない旨説明し承諾を得た。
【症例及び経過】
対象:64歳男性、CAPD歴7年。CAPD導入直後より溢水、
腹膜炎などを繰り返す。
その度に医師より病状説明を受けHD移行の必要性を繰り返し
説明されようやく移行となる。
【結果及び考察】
患者は病識に乏しく危機的状況に有ると認識していなかったと思われる。
HD治療は生涯続くものである。
その為一方的な関わりではなく、患者の生活背景や疾病に対する思いと
移行を受容出来ない葛藤を理解する必要がある。
移行時期に備えての身体的、精神的援助はスムーズな移行に向けての手助けになると思われる。
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