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write by : 2009年08月02日 22:41
財団法人 湯浅報恩会 寿泉堂綜合病院 泌尿器科病棟
小林直子 先生
【目的】
高齢PD患者の退院調整困難の原因を明らかにする。
【方法】
介護者が一人の要介護高齢者3名にPD指導した
看護師13名にフォーカスグループインタビューを実施した。
データは逐語録にし、質的帰納的に分析した。
【結果・考察】
分析の結果、28個のラベルと
「受け持ちはつらい」
「指導して報われたこと」
「指導の統一、継続の難しさ」
「どこにも助けが求められない介護者」
「理解が不十分な状況でのPD導入」
「予測が立たない治療方針」
「手探りでの多職種連携」の8個のサブカテゴリーが生成された。
高齢PD患者は、医療と介護上の課題が重複しており、
退院調整に労力を要することから、受け持ち看護師は大きなストレスを抱えていた。しかし一方で、指導のアウトカムがみえてくることで、達成感を感じていることも明らかになった。
【まとめ】
今後は看護チーム全体で受け持ち看護師をサポートすることで、
看護師のストレス緩和ならびに手技の統一と指導の継続性を持たせ、
患者家族、看護師双方の負担を軽減していきたい。
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