スポンサードリンク
write by : 2009年07月27日 02:33
川崎医科大学附属病院
市川和子 先生
【目的】
腹膜透析(PD)導入早期から体液過剰により
血液透析を併用または移行せざる得ない症例を経験する。
そこで、体液過剰の原因を塩分管理から探るべく調査研究を行った。
【対象・方法】
1999年〜2007年までに当院でPD導入となった患者(男性26名、女性16名)を対象に外来受診時の体重、血圧と24時間畜尿、PD総排液から求めたNa出納調査、並びに食事の聞き取り調査による食塩摂取量を用いて、導入後の至適体重からの変化量7kg未満A群(29名)と以上B群(13名)の2群に分類して塩分管理における特徴を抽出した。
【結果】
B群において使用透析液の濃度・量共に多く、総除水量・食塩量除去量も多いにも拘らず、摂取食塩量が除去量より多かった。さらに、導入後は残腎機能の著しい低下に加え、食事指導受講率が低かった。
【考察】
導入早期から体重増加の著しい患者は、社会復帰後に食事からのNa摂取量が多く、血圧管理も不良傾向になり、自己管理も甘くなる特徴が抽出された。
初回復帰直後こそ,厳重な食塩管理教育の必要性が明確になった。
スポンサードリンク
▽腹膜透析療法は導入早期の塩分管理が重要のキーワード
▽次の記事、前の記事
服薬状況が改善した症例 | シナカルセト内服患者のコンプライアンス向上への関わり
▽腹膜透析療法は導入早期の塩分管理が重要のレビューをブログに書く
ブログのネタに使う場合は、以下のリンクソースをブログに貼るだけでOKです。
▽腹膜透析療法は導入早期の塩分管理が重要にトラックバックする
▽腹膜透析療法は導入早期の塩分管理が重要にコメントする
今日のキーワード
当サイトのRSS
カテゴリー
新着記事
月別アーカイブ
Copyright (C) 2009-2013 All Rights Reserved 透析看護研究