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write by : 2009年07月27日 00:30
小山すぎの木クリニック
川田松江 先生
【症例】
60代前半女性
【経過】
1991年透析導入、2001年より当院で維持透析中だが、
X-Pや内服薬に理解が得られず経過、iPTHも2007年10月には1000を超え、
NTx、BAPも著明高値で明らかな高回転骨を呈していた。
PTXを視野にいれた治療にも拒否的で、発売前のシナカルセトによる治療を希望、他の治療に関しては否定的だった。
しかし、同剤が発売され投与を行うもiPTHに変化がみられず、
再三の聞き取りで内服していないことが明らかとなったため、
合併症による危険性を再度説き、止むを得ず同剤の中止を提示したところ、
内服が行われ、iPTH(開始時1416,3月後705,5月後209)BAP、NTxが改善した。
【結果および考察】
維持透析下では、指示された薬剤を内服することは重要なことではあるが、
患者の背景や理解度によって内服コンプライアンスに大きな差異がみられる。
患者個々に合わせた内服指導を検討し実践していくことが重要であると考えさせられた。
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