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write by : 2009年07月28日 06:45
東京医科大学病院八王子医療センター腎臓内科
須藤泰代 先生
【目的】
BIA法により求めた細胞外液が腹膜透析患者の心血管系に
影響を与えるか検討した。
【対象】
当院で腹膜透析を施行中の53名
(平均年齢56歳、平均PD歴22ヶ月、男性34名、DM18名)
【方法】
BIA法(InBody3.2)を用いて細胞内液(ICF)と外液(ECF)を測定し
ECF/ICF+ECFを浮腫値とした。
baPWVの測定はコーリン社製form PWV/ABIを使用した。
LVMIは心エコーにて算出した。頸動脈エコーによりmax IMTを測定した。
【結果】
全体では浮腫値と年齢は有意な正の相関を認めたが、
DM患者において相関は認められなかった。
浮腫値とbaPWV及びhANPは有意な正の相関を認めたが、
血圧、LVMI、max IMTは相関しなかった。
【考察】
浮腫値は可逆性のあるbaPWVを血圧を解さずに上昇させていると考えられた。
今後浮腫値の変動と各測定結果の変動についても検討する。
【結語】
腹膜透析患者の細胞外液過剰は動脈の機能的硬化に影響する可能性が示唆された。
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