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write by : 2009年08月17日 07:36
さいたまつきの森クリニック
小林恵 先生
【目的】
透析患者の塩分摂取量の実態を調査し、減塩指導の効果を追跡した。
【方法】
外来透析患者に対し、定期採血結果や体重増加量、
尿中Na排泄量より、塩分摂取量を求め、平行して減塩指導を行った。
【結果】
(1)平成20年5月調査開始時の1日の塩分摂取量11.7±3.8gが、
9月9.7±2.8g、10月9.9±3.2gと有意に減少し、体重増加率は減少傾向を認めた。
改善が見られない患者でも、原因を考える等の意識変化があった。
(2)症例 透析歴1年、ΔBW0.7kg(増加率0.9%)で体重管理良好と認識していたが、
塩分摂取量は17.1gであった(尿量1250cc、尿中塩分9.7g)。減塩指導後8.6gに減少した。
【結論】
透析患者の塩分摂取量は予想以上に多い現状であった。
塩分摂取量を客観的に示せたことで、患者が関心を持ち、
減塩指導が効果的に行われたものと思われた。
また、一見問題なく見える患者でも、尿量が多い場合は過剰な塩分摂取の可能性が示唆され、このような症例にも着目していくことが必要と考える。
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