スポンサードリンク
write by : 2009年07月26日 23:46
田川市立病院 薬剤部
久保田政二郎 先生
【目的】
服薬指導はコンプライアンスの向上に主眼をおくべきと考える。
特に透析室におけるP吸着剤の服薬指導ではそのまま血清P・Ca値という「成績」となって表されるため意義は大きい。私たちは透析室での服薬指導に工夫を加えることで検査値や薬剤使用量がどう変化するかを追うことにした。
【方法】
H20・6から外来透析の患者に「P吸着剤を服用することの有用性」を説く指導を行い、メッセージを積極的に発信した。
評価の指標を血清PとCa値、P吸着剤とビタミンD3の使用量とし、月毎の変化を追った。
【結果】
6ヶ月間のデータをまとめた結果、平均の血清P値は5.63から4.99に低下し、
Ca値は8.75から8.98に上昇。
CaCO3の使用量は37%の減少、ビタミンD3は49%の増加となった。
【考察】
服薬指導時、P吸着剤の有用性に「心・血管を守る」とか「長生きできる」といった
単純明快な言葉を乗せれば多くの患者が反応することがわかった。
これまでの「指導」というイメージにとらわれず、その切り口を変えてみることも必要だと示唆される。
スポンサードリンク
▽血清P・Caコントロールを目指した服薬指導の工夫とその評価のキーワード
▽次の記事、前の記事
フットケアの10年間 | 当院におけるレグパラ錠の内服指導の工夫と治療効果について
▽血清P・Caコントロールを目指した服薬指導の工夫とその評価のレビューをブログに書く
ブログのネタに使う場合は、以下のリンクソースをブログに貼るだけでOKです。
▽血清P・Caコントロールを目指した服薬指導の工夫とその評価にトラックバックする
▽血清P・Caコントロールを目指した服薬指導の工夫とその評価にコメントする
今日のキーワード
当サイトのRSS
カテゴリー
新着記事
月別アーカイブ
Copyright (C) 2009-2013 All Rights Reserved 透析看護研究