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write by : 2009年08月03日 07:00
JA徳島厚生連麻植協同病院
三原裕子 先生
【目的】
高齢透析患者は、家族の協力が不可欠となる。
先行研究でも、自己管理と家族からのセルフケア支援とは正の相関があると報告されているが、
家族からの支援を十分に受けていると感じられる患者の中にも、管理不良の患者も多く見られる。
その自己管理を左右する家族支援の要因を明らかにするため本研究を行なった。
【対象・方法】
同居者のいる後期高齢透析患者で、支援状態良好な患者をセルフケア支援尺度にて抽出し、
その家族と半構成面接を行い聞き取り調査する。
分析は、自己管理良好な患者、不良な患者双方の家族を分類し、両者の家族が語った内容をKJ法で分類する。
その比較から自己管理を良好にしている要因と不良にしている要因を抽出する。
【結果・結論】
自己管理の良否を左右していると思われる要因の1つとして患者に対する家族の思いが抽出された。
また、両者の家族の一部からは、セルフケア支援が精神的負担と感じていることも明らかとなった。
今回の結果をもとに家族支援を強化し、さらに自己管理の良否の要因を探求していきたい。
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