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write by : 2009年08月12日 07:00
(医)衆和会桜町病院
熊博和 先生
【背景】
透析患者の高齢化や糖尿病性腎症の増加により、看護度の上昇が考えられる。
【目的】
透析室における看護度の変化を調査する。
【対象と方法】
衆和会グループの血液透析患者で、2004年10月在籍257名と2008年10月在籍293名を対象とした。
腎不全看護学会の「透析室看護必要度」を用い、『観察・処置の程度』と『自立の程度』を調査、2004年と2008年を比較した。
【結果】
入院透析のポイントは、2004年3.22から2008年3.64と上昇傾向にあり、
外来透析では1.65から2.65と有意に上昇していた。
外来透析の「自立の程度」は、『部分介助』14.1%から27.0%、『全面介助』0.5%から1.3%と増加していた。
「観察・処置の程度」では、『特別な観察を頻回に必要』が0%から13.1%、『特別な観察が絶えず必要』も3.0%であった。
【考察】
透析患者における看護度は「観察・処置の程度」、「自立の程度」共に高くなっていることが示唆された。
今後もこのような変化を追跡し、時代に応じた看護管理が必要と思われる。
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